ソフトウェア・ファーストを読んだ
マスタカと言えばマスタカファースト
そんなわけで本書を読んでみた
以下、内容
・本書の内容
筆者が日本の企業の現状からITをもっと重要な位置づけにしないとまずいと思い書かれた本
マスタカ的には、その辺の危機感よりキャリアの話が面白かったのでその点だけ記載
伝統的な会社じゃなくてITに勤めてるからだろうけど
・T型とπ型
Tにもいろいろあり下に伸ばす方法と
Tを太くする方法がある
また、1万時間で専門家になれるので
複数の専門分野を持つπ型になる選択肢もある
1万時間学ぶと100人に一人になれるので
これを3回掛け合わせると100万に一人の人材の出来上がりになる
・スキルの幅の広げ方
似たような言語でなく
まったく別の言語に行く
覚えるのは大変だが一度覚えれば関連する言語には素早く移れる
これは、すごくわかる
マスタカは普段スマホのネイティブアプリをやっているので
今どきのjsフレームワークに移るのとか、
機械学習系に飛ぶのはつらいなぁと思ったりはする
本は何冊か読んだけどねぇ
・スキルの棚卸
面白そうなのでやってみる
FEスキル;2
jQueryは分かる
Reactは本を読み実務のコード一部見た
ただし、Reactを書いた経験はないので、書ける気はあまりしない
BEスキル:5
BEとは何っていう話はあるけど
SpringbootやPHPでBE開発は普通にできる
マイクロサービスも理解してるつもりなので問題ないと思う
データベース:4
複雑なクエリ組んで投げるのであればできる
ただし、DBの運用がわからんのでサーバーのパラメーターいじる話になるとつらい
NoSQLもredisのコマンドは分かるから問題ないはず
インフラ:1
正直名前しか分からない
Linuxコマンドでの調査もコピペすればなんとか
ネットワーク:1
正直名前しか分からない
セキュリティ:1
どこまでスキルあるかちょっとわからん
iOS:3
仕事じゃ使ってないけど、個人でアプリ使ってるのでまぁまぁ使える
ただトレンドまったく追えてないので最新技術に疎い
Swiftは見ながらなら書ける・・・Objective-cの時代に勉強したので・・・。
本書に書いてあった勉強し続けないと陳腐化する好例
Android:5
仕事でも個人でもやってるので問題なし
機械学習:1
うーん、名前は分かると思うけど
アルゴリズムの詳細までは詳しくないぞ
・ソフトウェアエンジニアのキャリパスの3大分類
エンジニアを極める
エンジニアリングマネージャーを志向する
プロダクトマネージャーを志向する
・エンジニアを極める
会社側としてはエンジニアを極めた人がどうなったら
エンジニアリングマネージャーやプロダクトマネージャーと
同等になるのか定義しておくことが重要
前例がない場合は以下が一例になる
コード書いてればよいってわけじゃないことだけは分かった
エバンジェリストになる
執筆
社外講演
OSSにコミットする
・エンジニアリングマネージャー
技術を学び続ける意欲がなくなってきた人をここに入れてはいけない
一定の技術力がないと尊敬が集まらない
古い技術しか分からない人にマネジメントされたいとは思わない
・プロダクトマネージャー
他者を率いて事業を成長させる仕事
自分が妥協した瞬間にプロダクトは失敗する
責任を楽しめる資質があるかどうかが基準になる
プロダクトマネージャーとエンジニアリングマネージャーの異動は多いとのこと
・マネージャーになることに抵抗がある人へ
マネージャーは魅力がある仕事なので食わず嫌いをしないでほしい
マネージャーの魅力を高めるためには
技術力と人柄の良さがあり若い人から慕われてる人の中から
マネジメントの才能と意欲がある人を引き上げ
彼らが生き生き働けるようにすることが重要
雑用を自動化したりして効率化を図りつつ、
技術力がない人をマネージャーに上げない
という二軸で魅力を上げていく
本書のキャリアの話はとても面白かったです
どちらかというと伝統的な日本企業にいる人向けに書かれた本ですが
キャリアについてはマスタカのようなIT企業にいる人向けなので
ITにかかわる人にはぜひ読んでほしいです