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[書評]エンジニアのためのマネジメントキャリアパスを読んだ(後編)

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

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[書評]エンジニアのためのマネジメントキャリアパスを読んだ(前編)
の続編

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
を読んだ

複数のチームの管理以降について、面白かったことをつらつら書いていく


複数チームの管理について
・技術部長の役割
全社レベルでの技術力維持・強化する責任を負う
執務時間の一部を当てて最新技術の調査を行う
コミュニケーションの達人

・プログラミングの感を鈍らせないために
コードを書く必要はないが
副レビュワーとして入って見たら?

・時間の管理
重要なことと緊急なことの違いを見抜く
重要で無い緊急なことは手を抜く
例えば不要なMTGにはでないとか

また、重要だが緊急でないことをやらないと後々ツケが回ってくる
将来を考える仕事が該当

・技術部長の最初の数ヶ月
MTGにひたすらでないといけないので時間が足りない
これを脱するには、ひたすら頑張って乗り切るしかないとのこと

すべての皿がちゃんと棒の上で回ってるか確認する皿回しみたいな感じ
慣れるとどの皿に注意を払うかの勘がつく

・意思決定の委任
頻繁で単純は仕事は、適任者に投げる
頻繁で無い単純な仕事は、自分
頻繁で無い複雑な仕事は、後輩に伝授する。
新規で雇う人をどうするか等
頻繁で複雑は仕事は、チームの面々に任せてチームの強化
システム障害等、自分がいなくても回るようにする

・ノーの言い方
はい、それですね。とりあえずYESから始めて否定する

・ポリシーを決めておく
毎回ノーと言うのではなく
ほげほげとほげほげを満たしてないのでダメ
満たしてればおk
って感じにいうべき

・作業の細分化に手こずるメンバー
テストコードを書く機会があまりないエンジニアは作業の細分化に手こずる傾向があり、
テスト駆動開発を習得してもらうと作業の細分化も上達する


 

複数の管理者の管理について
・スキップレベルMTG
部下の部下との面談
各チームの健全度や焦点の絞り方を把握すること

メリットは部下の部下を人として見れる、部下の部下が質問する機会が作れる

質問のセリフは以下なんかがよさそう
誰が素晴らしい働きをしてますか
今担当してるPJの最高と最悪について
直属の上司へのフィードバックありますか
うちの部について改善できることありますか

・大勢の部下を抱えてる場合
各チームのメンバーを相手にスキップレベルランチを開く

・ベテランの管理者
管理者はサブカルチャーを生み出す存在なので
直属の部下となったベテランの管理者が、あなたの統括するチーム全体の文化にあうか確認する

例えば、スクラムにしたいが
ベテランの管理者がウォーターフォールしかしたことないと問題になる
特に外部から人を雇う場合には文化に合うか確認を怠ってはいけない
すでにいる人については流儀が合わない場合は、教えを乞いながら、自分が主導権を握って調整する

またベテランの管理者はスキルがあるので何を移譲できるか考える

・管理者の中途採用
求めているスキルがあるか
文化が合うか
の2点を確認する

面接ではスキルを見るために、応募者に模擬1on1をやってもらうという手法が効果的
実際に部下になる予定の人とやってもらうらしいwwww
確かに悪く無いかもwwwww

また、勤務成績が良くない部下にどうやって対応したか
そして、経営哲学を聞いてみる
ということをやってスキルを見てみよう

・チームのデバック
まず、チャットやメールやチケットを確認する
楽しい会話かビジネスライクか等が確認できる

必要なら助けに出る
ただし、自分がエロい人である場合は自分の存在がMTGの流れに影響する
その点は気をつける必要がある

・技術の勘を磨くための投資のコツ
部長レベルでは自分の組織の技術を十分に把握するべき
そうでないと、上層部とチームの間の連絡役しか果たせない

なので勘を磨く必要がある
ただし、時間はないので効率よくやる必要があり、以下が提案されていた
コードを読む
プルリクみるとかでもおk
自分が疎い領域を選び、詳しいエンジニアに解説を仰ぐ
一緒に小規模な修正をしても良い
ポストモーテムに同席する
システム障害の事後検証をポストモーテムと呼ぶ
こういう場ではプロセスの話になるので自身の経験が活かせるかも
トレンドを理解する
社外での技術系の人脈作りをする
学びをやめない

 

経営幹部について
・経営幹部の仕事
情報の収集、共有
注意喚起
意思決定
ロールモデル

・技術系の経営幹部
CTO:最高技術責任者
VP:技術担当バイスプレジデント
の2種類がある

・CTOとVPの住み分け
会社によって違うけど一例
事業化、技術戦略、組織化、執行がCTO or 技術担当(シニア) or VP
R&D、技術戦略、対外的な顔がCTO、主任研究員、主任アーキテクト、CPO
組織化、執行、事業化がVP or 本部長
社内のインフラ、組織化、執行がCTO or CIO or VP
組織化、執行がVP

なるほどわからん

・技術担当VPとは
CTOとの最大の違いは技術管理者ランクの最上位にあたる
なのでVPは一般的に、人員、チーム、部課の事情に詳しいベテランが期待されてる

CTOがより広範な戦略や社内での技術部門の位置付けを担当
VPがアイデアの実現
に分かれてることが多い

・CTOとは
CTOとは、その会社が成長段階で必要としている戦略的技術幹部
技術というレンズを通して事業戦略が練れないといけない
事業戦略に関わる仕事を最優先する

・悪いニュース
血の通わないメッセーを一斉送信せずにできるだけ個別に話す

・直属のチームと距離を置く
直属と仲が良いと特別扱いしないといけなくなる
会社をひっぱっていくためには、部下達が本気で耳を傾ける関係を作る必要がある
首脳以外と全社的な決断を議論してはいけない

 

まとめ
・すごい上司
意見の相違や争いを解決する人
そのためには、話し合いに自分自身のエゴを持ち込まないコツを身につける
コツを身に着けるには好奇心を失わなければ良いとのこと
相手が重視してることや、望んでることを好奇心を持ってあたってみよう

 

・感想
これはエンジニア必読の1冊かと思います
昇進すると仕事内容がどのように変わるか
そして、そこでどう振る舞えば良いかということが書かれていて
頭の中でシュミレーションできるのが良い点です
ぜひ読んでみてください!

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