97 Things Every Engineering Manager Should Knowの32-59まで読んだ
の続編
マスタカと言えばエンジニアリングマネージャー
そんなわけで知るべきことは多いため本書を読んでみた
60-78を読んだのでまとめる
以下、内容
・見積もり
エンジニアは見積もりを予想よりも目標として捉える
新米のマネージャーは、長く働けば目標を達成できると思う
これは、短期的には効くが長期的にはチームが燃え尽きる
もし時間が譲れないなら、スコープか品質を落とすことを考慮しよう
マネージャーの仕事はこれらを交渉すること
・バグが発生した場合
チームが批判されるのを防ぎ建設的にバグの修正に取り組めるように働きかける
・組織に変化を起こす
望ましい変化が起きない場合、内容を理解していない可能性がある
もっとたくさんのデータや事実やロジックを提供する必要がある
それでも変わらない場合は、データよりも重要なものがある可能性があるのでそれを確認する
さらに説得する場合は以下も考慮しよう
データだけでなく、問題だと認識させるストーリーを話す必要がある
どうやって組織を助けるかだけでなく、個々人の興味を引くようする
説き伏せるのではなく、チームに参加しませんかと誘う
・書くことでコミュニケーションをスケールさせる
書く力を上げることは難しく時間がかかる
公開し永続する文章を書くことで書き手は大きな力を得るだけでなく組織のコミュニケーションを進歩させる
・心理的安全性
チームがあなたの理解しない方法を取る場合、何かが安全でない状態にあると考えよう
見積もりに安全性がなく見積もりがコミットになると絶対に終わるタスクしかやらなくなる
そして前倒しすることをしなくなり進捗を隠しだす。
この解決策として、個々人のベロシティをトラッキングするのをやめる
結果、シニアがジュニアのコーチを始めてチームが強くなった
・オンボーディング
開発環境を作ることがオンボーディングではない
チームで生産的にものごとを進めるようにすることがオンボーディング
やるべきことは以下。慣れるまで2,3ヶ月はかかるだろう
・開発チームと良い関係を作る
・プロジェクト関係者に紹介する
・チームが使ってる技術を明確にする
・コミュニケーションの方法や頻度や助けの求め方について教える
その他に以下も効果的
・welcomeカードを席に置いておく
・オンボーディングの相棒を隣の席に置く
・会話を通して理想のオンボーディングを作る
・部下が会社を辞めるとき
部下はボスのせいでだけでなく、他の様々な要因が辞める動機になる
一つの要因だけで辞めることはない。
良いボスは、揺れている部下を現職に引っ張ることができる
そのため、マネージャーは自分自身がチームにとって必要か問い続ける必要がある
・パフォーマンスがでない人について
特定のイベントのせいなのか、その他のせいなのかを考慮する必要がる
特定のイベントは、例えばプライベートで問題が起きること。1on1で確認する必要がある
スキルが低いなら、小さいゴールを設定してトレーニングする
何かがパフォーマンスをブロックしてる場合、例えばコードレビューが遅いならそれについて対応する
それでもパフォーマンスが出ない場合は、まずは人事に相談する
そして自分自身が燃え尽きないように気を付ける
・マネージャー自身を労る
他人を管理する前に自身を管理する
マネージャーは責任が重いので自身を食い尽くしかねない
まずは、自分自身のペースを持続可能なものにする
自身が最初に出勤して最後に帰るようにしない
次に、自身の体の面倒を見る
飯の後に散歩したり、ジムやスポーツする等。
運動が一番の薬です
最後に、自身のメンタルの面倒を見る
上位のボスに1on1で課題について正直に話すことが重要
後は、マインドフルネスを実施する
マインドフルネスが初めてなら5分間深呼吸するだけで良い
・ソーシャルキャピタル
会社にとって良いことや人助けをすれば、ソーシャルキャピタルは増える
会社を辞めた後でも、このソーシャルキャピタルはゼロにならない。
その結果、会社を辞めた後でも助けを求めることができるかもしれない
・マネジメントをスケジュールアップさせる
マネージャーになることで大きいことができるようになる
その代わり詳細をいじる能力は不要になる
マネージャーはビジネスをドライブする責任がある
ときどき負債を取るかスケジュールを取るかのタフな選択を迫られる
選択に完璧な答えはないためステイクホルダーに対して
チームがなぜ、どうしてその選択肢を取ったのか説明する責任がある
マネージャーが全部を解決しようとすると失敗する
なぜならスケールしないからである。
加えて解決するタスクは無限大にあるので困るだろう
本書はとてもためになりました
まだまだ続くよ
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