ITロードマップ 2019年版: 情報通信技術は5年後こう変わる! 新品価格 |
ITロードマップ 2019年版: 情報通信技術は5年後こう変わる!
を読んだ
マスタカと言えば、
いやマスタカの歩いた道がロードマップである
そんなわけで本書を読んでみた
・本書の内容
今後の技術トレンドを予想した本
ビジネス目線が強いので技術者が読むと新鮮な気持ちで読めて面白いです
ここから面白かったことを書いていく
・人工知能
音声認識は実用化レベル
画像認識は実用化レベルと研究レベルの間
複数の物体認識や動画認識が弱い
自然言語処理は基礎研究レベル
・MR
VRとARの境目がなくなって
Mixed Realityという技術に収斂していくだろう
・金融AI
KenshoのWarrenがあり、金融のsiri。
ほげほげがあると株価がいくら下がるか、みたいなことが聞ける
https://fintech-media.com/service/kensho
・今後5年の重要技術トレンド
説明可能なAI
RPAからIntelligent Process Automationへ
AIOps
DXの民主化
チャイナITの進展
キャッシュレス決済
レジなし店舗
・AIOps
CPUの利用率が80%超えたらアラートをあげるではなく
毎週月曜はCPUあがるので、月曜以外で80%超えたら
みたいなのが自動でルール化されるイメージ
・エッジAI
個人のプライバシ等の影響で
スマホや産業用機械のデバイスの中にAIを入れて通信はしないイメージ
・機械学習
機械学習は誰でも簡単に使えるようになっていく
例えば以下2つはSQLで機械学習ができる
Hivemall
MADlib
・話者照合
音声から話してる人が本人か否かを判別する
コールセンター等で本人認証のために使われてる
これでコストがかなり下がる模様
・スマートコントラクタ
降水量が一定の基準を下回ったら金を払う
みたいな契約に使える
・ブロックチェーンの応用例
本人確認
トレーサビリティ
不動産の証券化
デジタルコンテンツの所有権の証明
保険請求の自動化
ポイントプログラムの拡大
等
・ドローンの応用例
測量測定やインフラの保守点検にも使われる
・ドローンの制限
承認を受けないと以下の制約で飛ばす必要がある
日中に飛ばす
目視範囲内で飛ばす
第三者との間に距離をとる
等
・EX
Employee Experience略してEX
従業員のエンゲージメントが高まると業績よくなるのでは
・アジャイルとセキュリティ
動くコードが常にあるのがアジャイルなので
常にセキュリティチェックできるらしい
理屈はわかるけど、これ大変そうだなぁ
ビジネス視点で今後の技術トレンドをみるのも面白いなぁって思いました
本書を読んでデータサイエンティスト系の勉強は
数学等の基礎はやめて、Hivemall、MADlibみたいなところに振った方が良さそうかなと思いました
技術系の人やこれからITを使ったビジネス戦略を練る人にはおすすめな1冊です
毎年出るなら来年も買おうかなと思います