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[書評] エンジニアリングマネージャーのしごとを読んでEMのスキルが上がった(前半)


エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法
を読んだ

マスタカと言えばエンジニアリングマネージャー
そんなわけで本書を読んでみた
以下、前半の感想


マネージャーになったら
・マネージャーになって最初にするべきこと
以下3点の見解を調査すること
自分の見解
上司の見解
チームの見解

・調査で聞くこと
プロジェクトの目的の明確さ
責任者が誰か
仕事についてどう考えているか
部門や会社の中で自分達がどう感じられているか
現在のプロジェクトのどこが好きでどこが嫌いか

 

仕事内容
・マネージャーの仕事の分類
情報収集
意思決定
ナッジング
議論に対して自分の観点を提供して決定に影響を与えること
ロールモデル

・マネージャーのアウトプット
マネージャーのアウトプット = 自チームのアウトプット + あなたが影響した他チームのアウトプット

 

コミュニケーション
・コミュニケーションのタイミング
コミュニケーションはしたいときでなく必要なときにする。
マネージャーが噂を流してはいけない、必要なときに流す。

・コミュニケーションの方法
適切性は効率性に優る
あなただけでなく、受け手にとってベストな方法を考える。

 

委譲
・悪い委譲
まったく委譲できずに抱え込むこと
重要な仕事はチームに任せ、メンタリングとサポートを行うやり方に移行できてない状態
丸投げるすること
結果、適切に行われず、期待する品質に届かず、期限も守られない

・説明責任は委譲できない
タスクは実行責任と説明責任があり
実行責任は委譲できるが、説明責任は委譲できない。

 

技術
・ラバーダッキング
他の人に手順を説明することで問題解決すること
動かないものに向かって話かけているだけでも意味がある。
別名クマさんデバック

 

1on1
・最初の1on1で決めること
いちばんサポートが必要な分野はどこか?
どんな形でFBやサポートを受けたいか?
一緒に働く上での問題は何か?
私のサポートがうまくいっていないことはどうすればわかるか?

・1on1は相手のためにやる
1on1は相手のためのもの
会話を誘導したり意見を述べたりするのではなく話を理解して手引きするのが仕事
そのため、思考を引き出すのが仕事

・1on1の会話のアイデア
アーキテクチャの深掘り
プロセスの深掘り
自分が読んだ関係しそうな記事
ティーチング
部門や会社の方向性
フィードバックの収集
自分が取り組んでいるタスクの共有

 

スタッフの欲求
・スタッフの欲求を満たすためにすること
所属の欲求
スタッフと強い関係を築くこと
FBを実施し、実際にやってみせること
ロールモデルになること
チームがずっと大きい何かの一部であると感じられるようにすること

承認の欲求
スタッフがしたことを確実に評価すること
適切な職位と責任を持たせること
スタッフが価値を高めるために指導と誘導をすること

自己実現の欲求
適切な仕事を委譲しスタッフの成長を促すこと
スタッフが新しいスキルを学ぶための環境を用意すること
アウトカムが的確である限りは、スタッフが選ぶ方法で問題を解決する自由を与えること

 

評価面談
・ピアフィードバック
メールで同僚にピアフィードバックを求める
2週間以内に返信してという形にして以下を聞く

この人は半年間何をしていたか?
この人は他の人とどこが違うか?それがなぜか?
他にFBしたいことはありますか?
このFBを匿名にしたいか?

・面談フォーム
スタッフに書かせること
前回の面談以降の実績
役割、プロジェクト、キャリアについて期間中のふりかえり
次の期間に伸ばしたい分野
将来の役割について、現在の立ち位置での考え
自分が書くこと
スタッフの実績
スタッフが集中的に伸ばすとよさそうなところ
ピアフィードバックで触れる話題

 

採用
・採用する職種について
マネージャーはチームのアウトプットを増やすのが目的
なので本当に必要な人を考える必要がある
エンジニアを単純に増やしたり、自分に似た人を採用するのでは意味がない

・採用する人のレベル
プロダクトにおいての鉄の三角形として以下がある
品質・納期・コスト
これを全部満たすのは無理
もちろん採用も同様

すぐに採用できるシニア
ヘッドハンティングが必要で予算がかかる
予算内ですぐ採用できる人
どんな人かは運次第
完璧な経験で予算内の人
採用には時間がかかる

・採用する人について
現時点のスキルセットと成長の可能性で人を選ぶ

・カルチャーフィット
以下の項目で、これがあれば合いそうという人を探す
モチベーション
学ぶことへの前向きさ
コラボレーションスキル
良いコミュニケーション
共感と親切さ
多様なバックグラウンドや視点
会社とあなたの母痴漢、倫理観との一致

・応募書類のレビュー
十分な経験があるか
会社が利用してる技術の経験か類似の経験があるか
応募種類の準備に時間と手間をかけているかどうか
リモートでない場合は、家とオフィスが近いか

・1次面接の質問
直近の役割は何をどうやったか
現在のコードベースやアーキテクチャの良い点、悪い点は?
ソフトウェアのテストをどのように行なっているか?
好みのフレームワーク/言語/IDEはありますか?
採用先の使っているフレームワーク/言語の経験はありますか?

 

後半に続くよ

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